目の中の水晶体が、主に加齢によって濁る病気が白内障です。
私たちが目で見ている映像は、目の中の水晶体(カメラで言うレンズ)を通過した光が網膜(カメラで言えばフィルム)で像を結んだものです。したがって水晶体が濁り始めると、水晶体で光が散乱するため、物がぼんやりと霞んで見えたり、まぶしく見えたりするなどの症状が現れ、さらに進行すれば視力は低下し、眼鏡でも矯正出来なくなります。
一番の原因は老化によるものです。他にも全身疾患、外傷、ステロイドなどの薬剤でも発症します。
- 視界が霞んで見える
- 以前に比べて光がまぶしく感じられる
- どんなに矯正しても眼鏡が合わない
- 物がぼやけて二重、三重に見える
- 視力が低下してきた
白内障の程度が軽度の場合は、経過観察をします。白内障に対して点眼薬を処方する場合があります。
日常生活に支障が出るほどに白内障が進行したら、手術による治療を行うのが一般的です。
当院では負担の少ない日帰り手術を行っています。点眼麻酔のため意識が清明ですので医師やスタッフの声が聞こえ、会話が出来ます。
リラックスした状態で手術をお受けいただけます。手術時間は手術室入室から退室まで30分程度です。